大学を卒業し、整形外科医として働き始め、そろそろ15年になろうとしています。
小学校、中学校、高校ではサッカーをがんばり、大学から始めたテニスは趣味のみならず仕事の一部となっております。
医師になってから始めた野球肘検診は自分のライフワークとなっております。
スポーツ、特にテニス、野球、サッカーは、僕にとってかけがいのないものになり、生活や仕事の一部となっています。
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テニス:
本当に医者かと思うくらいに、テニスに対する情熱は、学生時代と全く変わりありません。今でも四大大会は全て録画し、暇なときに目を通しています。現在は自分自身テニスをすることは減ってしまいましたが、テニス選手のドクターとして頑張っています。 2005年から、山形県テニス協会、東北テニス協会、日本テニス協会のお手伝いをさせていただいています。県テニス協会では協会理事となり、東北総体県予選や山形県ジュニア強化合宿にドクターとして参加しています。東北テニス協会では、毎年1月に東北ジュニア強化合宿でmedical
checkを行い、7月に東北ジュニア選手権大会のドクターをしています。また日本テニス協会では、女子の国別対抗戦であるFed Cupの会場ドクターとして、さらに楽天Japan
Open Tennisのトーナメントドクターとして働いております。このJapan Open Tennisで、ナダル選手や錦織選手などトッププロテニス選手とドクターとして会話できることが至福のときです。

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野球:
山形大学での恩師である高原政利先生のご指導のもと、2001年より、毎年シーズンオフに、小中高の超音波を用いた野球肘検診を行っております。野球選手には、軽い肘関節痛があっても意に介さない選手がたくさんいます。このような選手は重症化するまで病院を受診しませんので、選手の練習場で行う超音波を用いた野球肘検診はとても有用です。野球肘には手術に至るものもありますので、早期発見・早期治療を目的に野球肘検診を行っています。さらに、これら検診結果をもとに、野球肘の診断や治療に関する研究を行っています。『超音波を用いた野球肘検診』、『野球肘発症の危険因子』、『少年野球選手における野球肘とパフォーマンスの関係』、『上腕骨内上顆の裂離の保存治療成績』、『高校野球選手の肘障害』などを発表しています。現在は、より多くの野球選手を検診するため、この野球肘検診を医師のボランティアで行うのでなく、スポーツ団体が自ら行なうように改革しています。医師と連携をとって運営する新しい検診システムを、スポーツ少年団は2010年度より、山形市中学体育連盟は2011年度より、山形県高野連では2009年度より導入しました。これにより、数多くの野球肘に苦しむ野球選手を救えるのではと思っています。この超音波を用いた野球肘検診は私どもグループが世界で初めて行い、現在は、日本の全国各地で普及するようになりました。
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2011年11月野球肘検診 |
サッカー:
小学校3年のときに友達が入ったからという理由で、サッカー少年団に入りました。当初は部員10人ちょっとと試合もままならなかったのですが、小学校5年生から徐々に強くなり、6年生のときには全国大会にも出場しました。高校時代は、文字通り毎日サッカーに明け暮れ、帰りはいつも夜の9時頃でした。毎週のように行われる試合、10km走、シャトルラン、サーキットトレーニングなどつらい練習は忘れられませんが、このときのつらい練習がその後の自分自身の忍耐強さを培ってくれたと思います。高校卒業後は、サッカーをする機会はかなり減ってしまいましたが、現在は、日本整形外科学会で行われるサッカー大会の東北予選や全国大会にてサッカーをさせていただいております。山形大学の整形外科のサッカー部は、数年前に日整会全国大会準優勝、ベスト4と結構レベルが高いのですが、ボランチあるいはストッパーとしてレギュラーとしてサッカーをさせていただいております。足技は全くないのですが、走力だけはありますので、それが買われてレギュラーとなっております。
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サッカー
(2012年5月整会サッカー全国大会3位 京都) |